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「ふたば系ゆっくりいじめ 284 にんぷさん/コメントログ」 ドリチンw鉄男みたいだなw -- 2010-09-05 05 19 12 よく食いながらかけるな(苦笑) -- 2011-02-17 22 17 25 どりるぺにぺに… -- 2012-02-22 10 55 31 最強とんがりコーン -- 2013-01-16 12 49 36 申レN -- 2014-07-30 14 26 57 とんがりコーンが食べれなくなるでしょおおお -- 2016-03-15 22 40 09
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ぱちゅりーの奇妙な影響 3KB ギャグ パロディ 小ネタ 飼いゆ 現代 短い 虐待無し ジョジョパロ多数 短いです、虐待無し、ジョジョネタ多数、ジョジョ知らないとさっぱり分かんないでしょう 本とか映画とかに影響されやすいヤツっていますよね。 感受性豊かって言えば聞こえはいいんですが… で、まあうちのぱちゅりーがそんな感じなんですね。 どんなもんかって言うとこんなもんなんです、はい。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ちょっとちょっとぱちぇさん、本棚が大分荒れてるんだが?」 「むきゅ!?それはおかしいわ!まんがさんしかないんだからほんだなじゃなくてまんがだなというべきよ!」 すいませんねぇ、ちゃんとした小説は中学時代に熱中した三国志しかないんですわ。 いや今はそんなこたぁどうだっていいんだ… 問題なのはッ!どうして本棚が荒れてるかって言うことだぜッ! 「むきゅ~…ぱちぇがまんがさんをよもうとしたらこんなになっちゃったのよ…」 そう言ったぱちゅりーの手(髪)にはスティール・ボール・ラン最新刊が握られていましたとさ。 「ああ、お前まだ読んでなかったな、しかし今日はもう遅い、読むのは明日にして大人しく寝るのだ」 「で、でももうちょっとで読み終わるのに…」 「おっとタンスの裏に矢が落ちてしまったな…拾わなければ…」 「むきゅ~…zzz」 はい、チャリオッツ・レクイエムです。 こいつの影響されやすい性格はこんな風に利用できるんですね。 流石に肉体の限界を超えた変化は見られませんが・・・ ちなみに三部を読んだ後はしばらく「おにいさん!ねちゃだめよ!しにがみのすたんどさんにおそわれるわ!」 といって中々寝付いてくれませんでした。 仕方が無いので離乳食にかりんとうを入れて食べさせたらそのクセもなおりましたが。 それはさておき、ぱちぇが寝たから俺も寝るとするぜ! そして翌朝… 「おはよう清清しい朝だな」 「おはようおにいさん!むっきゅ~♪じつに!すがすがしい朝ね!うたでもひとつうたいたいようないいきぶんだわ!」 「ヒトカラにでも行ってきてね!ところでぱちぇさん、何ゆえドアに挟まってるの」 そう、今起きたらなんとぱちぇがドアに挟まっていたのだ! といっても怪我をするほど強く挟まっているわけではない。 挟まれているというより、ドアと壁の間に立っていると言ったところか。 「一体何がしたいって言うんですかぱちぇさん」 まあ大体予想付くけどな! 「むきゅ!せつめいするわ!こうしてものともののあいだにはさまるととなりのせかいにいけるのよ!」 はいはいいともたやすく行われるえげつない行為いともたやすく行われるえげつない行為。 「…ドジャアア~~~ン」 そう言いながら俺はドアを前に押した。 「むぎゅぎゅ!やべでおにいさんつぶれちゃうわ!つぶれるときはろーどろーらーさんでつぶれたいわ!」 「…WRYYYYYYYYYY」 「むぎゅぎゅぎゅ!そういえばでぃーふぉーしーさんののうりょくならろーどろーらーさんからもにげれるわ!」 「おお、そういえばそうだな」 俺はパッとドアから手を離し、ぱちぇを解放してやった。 「むっきゅん!おにいさんはぱちぇをおこらせたわ!おわびにあまあまをちょうだい!ばくしーし!ばくしーし!」 「はいはい今朝食を作りますよ、ああエジプトじゃなくてイタリア行きたい」 とこのようにたまに鬱陶しいときもありますが、俺はぱちぇをとても大事に思っています、それは何故かって? …友達がまともにいない俺が、唯一漫画について語り合える相手だからです…orz いい話だか悪い話だかわかんないEND!!!! すいませんこんなもの書いてしまって… ゆっくりとジョジョが好き過ぎるあまり書いてしまいました ホントすいません ちなみに過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 160 寄生生物とゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 362 ゆっくりおうえんしていってね!!! ふたば系ゆっくりいじめ 366 ゆっくりあじわっていってね!!! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る DIO「ロードローラーだ!!まあ、潰さないがな」 パチュリー「むきゅ!!何でロードローラーさんとDIOさんが、居るの!?」 ブロリー「ハハハハハハハハ俺も居るがな」 パチュリー「むきゅ!!ドラゴンボールさんは興味ないけどブロリーさんも、居るわ!?何で!?」 DIO&ブロリー「大統領に、頼んでここに来た」 パチュリー「二人共サインください」 DIO「サインなんて、一度も書いたことねえよ。普通に、書いちゃえ」 ブロリー「俺もだ!!」 φ(..)φ(..)かきかきかき パチュリー「ありがとうございました。でわさようなら」 -- 2014-12-04 20 43 35 痛い(KONAMI) -- 2013-07-09 20 07 54 ろーどろーらーさんよっ! -- 2013-06-04 19 14 48 ろーどろーらーで潰れたいとは なかなかいい趣味してんじゃぁないかぁ -- 2013-03-30 00 29 18 なんかつまらん けどおもろい うりぃーー -- 2011-12-01 04 43 50 ネタの一部わかんねえ~ ジョジョはストーンオーシャンまで読んだんだけどな~ -- 2010-08-12 04 19 44 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… -- 2010-07-16 22 37 09 かりんとうw -- 2010-06-29 18 04 45
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大津中央郵便局 郵便番号:〒520・〒520-01(元は坂本郵便局が集配)・〒520-21(元は瀬田郵便局が集配)・〒520-22(元は関ノ津郵便局が集配) 集配地域:滋賀県大津(おおつ)市の元々の大津市域、旧・滋賀郡坂本(さかもと)村域、旧・滋賀郡下阪本(しもさかもと)村域、旧・滋賀郡雄琴(おごと)村域、旧・栗太(くりた)郡瀬田(せた)町域、旧・栗太郡大石(おおいし)村域および旧・栗太郡下田上(しもたなかみ)村域。 1.jpg 大津中央郵便局局舎 2.jpg 大津中央郵便局取集時刻掲示 達成状況[20**年*月**日現在] 普通のポスト ●マッピング済***本。撤去**本。 コンビニポスト ●マッピング済**本。撤去**本。 ポスト考察 ●編集中 ポスト番号考察 ●編集中 設置傾向考察 ●編集中 取集時刻考察 ●編集中 取集ルート考察 ●編集中 時刻などの掲示 ●編集中
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1281 帰還/コメントログ」 壮大だな。 -- 2010-07-12 09 44 24 絵がすげえな -- 2010-07-25 00 25 20 ゆかりん! -- 2010-08-10 19 49 38 この調子こいてるドゲスが超科学で武装した人類に虐殺されるところが見たいw -- 2010-09-06 04 15 13 挿絵の糞饅頭一家がムカつく。幸せそうに笑ってんじゃねえよ。 -- 2010-09-06 15 07 08 何としても続き、一心不乱の大虐殺を見せてほしいと存じます -- 2010-09-16 18 48 48 スペース虐待鬼威惨や未来加工所によって ゆっくりできなくさせられてく饅頭共のSSはまだですか? -- 2010-12-06 23 06 46 続編を! -- 2010-12-17 12 16 09 それにしてもあのドスは何を食べて生きているんだろうか? -- 2010-12-30 11 45 48 これは壮大だな -- 2011-01-15 19 20 51 挿絵のクオリティにびっくり -- 2013-04-01 15 24 38 すごいな・・・セブンスドラゴン2020を思い出させる絵だ・・・ -- 2014-06-05 19 58 12 無人在来線爆弾ぶつけとけ -- 2017-12-08 21 02 33 そして、ついにこの都市を作り上げた古き者が帰還した。それと同時に、地球奪還作戦に乗り出した。山を一瞬で消し飛ばす烈火の砲弾、最古のどすの3倍の大きさの戦艦や母艦、当時の100倍の機能を持つ魔法、特殊なワイヤーを射出する機械を駆使し、銃や剣で自由へと誘う古き者の部隊、時空や空間の中から46センチ砲弾を豪雨の如く浴びせるロボットの軍団。これらに最古のどすやゆっくり、古き者についていかなかった妖怪、あの境界の妖怪ですらなす術なく虐殺された。地球は再び古き者達の物となったのだ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・勝手に続き考えてごめんなさい -- 2018-10-01 00 00 48
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コールド・ソング 18KB 悲劇 観察 理不尽 自滅 家族崩壊 野良ゆ 赤子・子供 都会 現代 独自設定 六作目 「コールド・ソング」 ・ふたば系ゆっくりいじめ 582 ビルディング・フォレストの続編という形をとっています ・人間視点ですが主軸はゆっくりです ・駄文注意 ・いくつかの独自設定を使っています ・実質的に自滅 ・善良なゆっくりがひどい目にあいますご注意を 冬、どんよりとした雲が低く垂れこめ、時折肌を刺すような冷たい風が私と羽付きの頬をなでていた。 まだ昼下がりだと言うのに外はうす暗く、明日にでもこの世が終わりそうな、そんな雰囲気を感じさせる。 だが、人の営みに終わりはない。にぎやかな声と雑踏と人混み、そして大衆料理の空腹を誘うような匂いがアンバランスな活気を醸し出していた。 ここは街の中心部。私はここであるゆっくりの過酷な生活を垣間見る事となった。 羽付きがキョロキョロと回りをうかがないながら跳ねている。 何かと思えば路地裏の通りを見ている様だ。 そしてある料理店の裏通りの前に立つと、ゆっくりと進んでいった。 私も歩を進めていく。 路地裏や裏通りなんて基本的には広い所は荒涼としているか、汚いものだ。 人が二人横に並んで通れるほどの狭い路地裏を歩いていく。 地面が油カスの様な黒くススが付いて、そして湿っていた。歩いていて感触のいいものではない。 パイプが壁を這い、ガスタンク類が雑多に置かれたその狭い空間にポツリとボロボロのダンボール箱が横にして置かれていた。 所々シミの様な物があり、じっとりと湿っている部分がある。端の方はよれよれで所々千切れていた。 ゆっくりが「おうち」にするにはずいぶん痛んだ物だが…私はそう思いながらも羽付きの後ろに立ってダンボール箱を遠目に覗き込む。 確かにそこには二匹のゆっくりが小麦粉の皮を寄せ合って「ゆっくり」としていた。 バスケットボールサイズ…よりは一回り小さいが恐らく成体であろう「ゆっくりありす」とその子ゆっくりだろうか?ソフトボールサイズの「ゆっくりまりさ」だ。 通常ゆっくりの「おうち」なら古タオルや食料を入れる空き缶などが置いてあるはずである。だがそれがなかった。 直接ダンボールに底部をおろし、本当に何もないダンボールの中でいるだけといった感じだ。 見た感じであるが標準的な街ゆっくりの風貌だ。 小麦粉の皮は何か脂(砂糖水か水飴であるが「脂」の様に見える)の様な物がテカテカと光っている。 さらに生傷だらけだ。底部の方も皮が厚くなってひび割れながらもガチガチとした触感を思わせ、砂糖細工の髪もホコリやゴミのきれを巻き込ませて全体的にボサボサだ。 ありす種は飾りが比較的小さいので結構丁重に手入れしてあるのかまだ綺麗な方だが子まりさの方は帽子の上の尖った部分が無くなって上に穴が開いており、ツバの方もボロボロでいくつか切れ込みが入っている。 巻きつけてあるはずの白いリボンもなかった。どこかで落としたのだろうか? 私がメモ帳にその様子を書き入れている傍らで羽付きがポツリポツリと説明を始めた。 曰く、飲食店の裏と言うのはゆっくりがよく集まるところらしい。食べ物のにおいにつられてやってくるのだ。 当然路地裏にはビールケースや色々な物が雑多に積まれているので「おうち」にするには事欠かない。不衛生な事を除けば最高の立地条件と言える場所だと。 だが、ずっといられるかというとそうではない。当然だがゴミ袋を破りゴミ箱をぶっ倒すような迷惑な行為をする饅頭を置いておくほど気前のいい人間などいる筈がないのだ。 大概はあっという間に見つかり追い出されるか潰されるかしてお終いという話である。 「…あのありすとれいむはたぶんごはんさんのにおいにつられてきたとおもうんだぜ、あのようすやまわりをみてもあんまりゆっくりできているとはいえないとおもうんだぜ」 そう推測を立てる羽付き、私は詳しいその説明に相槌を打ちながらそのありすと子れいむに目を向けた。 「ゆ~んゆゆ~♪」 「おちびちゃんはおうたさんがじょうずね!とってもとかいはよ!」 子まりさが小麦粉の皮を上下にのーびのーびさせて歌を歌っているのをにこやかに眺めるありす。 その様子を見てだから断定はできないが「ゲス」ではないかもしれない。 番いのゆっくりは子まりさを見るにまりさ種だったのだろうか?だが今となってはそれも確信があるというわけでもない。 「ゆゆ!ありすもいっしょにうたうわ!ゆっくりあわせてね!」 「ゆ!わかっちゃよ!」 今度は二匹が同時に体をくっつけて歌い始めた。 「「ゆ~♪ゆゆ~♪」」 見つかれば即叩き出されると言うのに緊張感がないゆっくりの様だ。 十分近く歌い通してひと通り歌い終わると子まりさはありすにくっついて上下を伸び縮みさせて小麦粉の皮を擦りつける。ありすもそれに呼応するように上下に体を擦り合わせ始めた。 「ゆゆ~ん♪おきゃあしゃんしゅーりしゅーり!」 「ゆゆ!すーりすーり!」 感動的な光景なのだろうが薄汚れたボロボロのゆっくり同士がすーりすーりをしているのを見ればそんな事は思い浮かばない。 何と形容していいのだろうか。下品な言葉遣いかもしれないがしいて言うなら「鼻糞同士を練り合わせる」ような光景として私の目に映った。 暫くすーりすーりを繰り返していたありすと子まりさ。二十分程経った頃にありすが子まりさに何かを話しかけていた。 「おちびちゃん!これからごはんさんをもらいにいくわよ!」 「ゆっきゅりわかっちゃよ!」 狩りにいくのだろうか?だが「もらう」?少し他の街ゆっくりとは違う方法があるようだ。 すぐに飛び出しかねないので羽付きが合図をして先に急いで路地裏から出ていく。私も出来るだけ足早に路地裏を抜けた。 遠目に眺めていると、路地裏の壁から少し身を乗り出すようにヒョコっとありすが顔を出す。辺りをキョロキョロと窺うと、飛び出して跳ねだした。その後ろには子まりさも付いてきている。 「ゆ!ゆ!おちびちゃんゆっくりついてくるのよ!」 「わかっちゃよ!ゆ!ゆ!」 ゆっくりにしては結構なハイペースで道の端を低く跳ねながらどこかへと向かっていく。 街の中心部からほんの少し外れた人通りが多い歩道の端にやってきたありすと子れいむ。 何をするのだろうか?私には想像できない。だが羽付きの方がため息をつきながら憐みの目線をありすと子まりさに送っている。 私はその真意を聞くために羽付きに尋ねた。 「あのありす達は何を始める気だろうか?」 その言葉に羽付きは寂しそうに笑うとこう言った。 「"おうた"ってやつだぜ」 それを聞いて私はあのありす達が何をしようとしたのかようやく理解できた。そうか…お歌、「おうた」を歌うのか。 街を歩くとよく目にする光景だ。ゆっくりが路上で「おうた」を歌うというもの、前には大体空き缶やまりさ種の帽子などが置かれる。 ゆっくりと言うのは「歌」を歌う習性がある。何か意味めいたものがあるのだろうかどうかは未だ定かではない。 それを歌ってゆっくりさせるからあまあまか金を出せ、というのだ。こう言った弁をストレートに言うのはゲス気質の多いゆっくりだが。本質的には意味は変わらない。 街ゆっくりでこれをするという事はよほど「狩り」がヘタなゆっくりと言う事だ。 あのありすと子まりさを見れば分かる事だが番いの片方をなくしたゆっくりは当然食料調達能力が低下する。 おまけにあのありすは通常のゆっくりより一回り小さい。冬の過酷な競争にはかなり不利だろう。 そんなありすが苦肉の策で編み出したのが「おうたを歌う」と言う事なんだろう。憶測ではあるが大体はあっているはずである。 「ゆ!おちびちゃん!おぼうしさんをそこにおくのよ!」 「ゆっきゅりわかっちゃよ!」 ありすがそう命じて子まりさが舌で帽子を取り払い。逆さにして地面に置く。かなり傷んでいるのだろうか。ベシャっと潰れるように帽子が落ちた。 「じゃあ、おちびちゃんはありすにくっついてね!とかいはなおうたをいっしょにうたうわよ!」 「ゆゆ!わかっちゃよ!ちょかいはなおうちゃをうちゃおうにぇ!」 そんなやりとりを経てピタっと小麦粉の皮をくっつけて。小麦粉の皮をのーびのーびと上下に伸ばしてくねくねと動きながら歌い出す。 「ゆ~♪ゆゆ~♪ゆ~っくり~してい~って~ね~♪」 「ゆ~ゆっきゅり~ゆゆゆ~♪しちぇ~いっちぇね~♪ゆっきゅり~♪」 私は音楽の事に詳しくは無いし、ましてやゆっくりの中での歌がどういった質がもてはやされるのか分からないが、少なくともありすと子まりさの歌う「おうた」と言うのはお世辞にも上手とは言えなかった。 音程も合っていないし(そもそも合わせていない)各々が好き勝手に歌っているといった感じだ。 小汚いゆっくり大小が海で海藻が揺れ動く様な動きでクネクネと体を動かしているのはハタから見ても気分がいいものには映らない。 私は羽付きに尋ねる「あれはうまい方なのか?」と 羽付きは苦笑しながらこう答えた。 「はっきりってへたなんだぜ。ゆっくりどうしならまだしもにんげんにきかせるにはむりがあるんだぜ」 同じゆっくりの目からしても下手な方だそうだ。 それでもありすと子まりさは歌う。その歌声が届いたのか、どんよりとした空から白い雪がヒラヒラと少し舞い降りていた。 「雪の中で歌うゆっくりの親子」――これだけ聞けばロマンティシズム溢れるかもしれないが現実は全く違っていた。 通行人はまるでありすと子まりさがその場に存在しないように一斉に無視して足早に通り過ぎる。 あたり前だろう。変に反応を示せば「あまあまをおいていけ」だのと言われるのだ。それに汚いゆっくりに靴越しに触っても汚れが付いてしまう。 そういった心理が働いているのか、とにかく何の反応も示さない。 その内諦めてどこかへ行くだろうと思って眺めていた私と羽付きだが、その時ちょっとしたアクシデントが起こった。少しだけ強めの風が吹いたのだ。 風んはありすと子まりさにも噴きかかり、子まりさの目の前に置いてある小さな帽子が宙に舞った。ソフトボールほどのまりさ種帽子なのだ。当然かなり軽い。 風にまかせてヒラヒラと雪と一緒に舞いゆく帽子を見て子まりさが声を上げる。 「まりぢゃのおぼうじぢゃんがあああああ!!」 「ゆゆ!おちびちゃんどごいぐのおおおおお!?」 ありすの声を振り切って風に舞う帽子を必死に跳ねて追いかける子まりさ。 風は右に左に地面に落ちてはズズズと動いてさらに宙に舞い上がる。飛んで行ったのは遥か車道の真ん中であった。 「まりじゃのおぼうじじゃん!ゆっきゅりまっぢぇね!ゆ!ゆゆ!?」 「あぶないわ!あそこはくるまさんがとおるのよ!?」 車道に飛び出しそうになる子まりさを間一髪でおさげを口にくわえて止めるありす。 持ち上げられた子まりさは小麦粉の底部をグネグネと動かしそれでも行こうとする。 飾りと言うのはゆっくりにとっては命に等しいもの、危険を冒してまで取りに行くのは当然の行動だ。 「ばなじでえええええ!ばぢぢゃのおぼうじじゃんがあああああ!!あれがにゃいちょゆっきゅりできにゃいよおおおおお!!」 「ゆ!もうとりにいけないわ!」 「じょんなああああああああ!!ゆびぇえええええええん!!まりぢゃのおぼうじぢゃんがあああああああ!!」 帽子は行き交う車に踏みつぶされ二転三転と車道の真ん中を行き交う。遂にはペシャンコになって道のど真ん中に固定されるようになってしまった。 それなりに車の通りが多いのでもう取りに行くのは実質不可能だろう。 ありすの方は砂糖水の涙を滝のように流す子まりさをなだめる。子まりさの方はうわ言のように「ゆっくりできない」とか「いなかものになる」と言っていたのを私は微かに聞いた。 「ゆ・・・しかたないよ…おうたさんをうたうのはやめにしてきょうはおうちさんにかえろうね…」 「ゆううう…おぼうし…まりしゃのちょかいはぢぇきれいにゃおぼうししゃんがぁぁ…」 ありすがゆっくりち跳ねだす。何度も帽子があるところを振り向きながらも子まりさはそれについていった。 私は再びありすと子まりさの後を追う。どうやらあの路地裏に戻るようだ。 「ゆ・・・ゆ・・・いにゃかもにょになっちゃったんだじぇ…」 まりさ種にしては珍しく「とかいは」「いなかもの」の概念を持っている様だ。ありす種が親だからだろうか? べそをかく子まりさをすーりすーりしながらありすはこんな事を言っていた。 「たとえかざりがなくなってもありすのおちびちゃんだよ!りっぱなとかいはなゆっくりになるわ!」 「ゆゆ…ゆっくりありがとうね…!」 互いにすーりすーりし合い寒天の両目に涙を貯めているありすと子まりさ。 感動的な光景ではないだろうか。私がそう思っていると。 「虫がよすぎる」とそれを見てただ一言羽付きがそう言った。 羽付きはまるで汚いものでも見るかの様な目つきになっていた。明らかに先ほどとは違う。怒りに満ちた目だ。 続けてつぶやくように羽付きが話す。 帽子が無くなった時のたち振る舞いやその後の言動を見るにあのありすは子まりさに「かざりのないゆっくりはいなかもの」とか「かざりのないゆっくりはゆっくりでない」とでも言っていたのだろう。 それ自体を否定する気はないが、帽子が無くなった直接的な理由は帽子の代わりの入れ物を用意すらしていなかったあのありすだ。帽子がなくなる危険性を考慮せずに無くなれば「かざりがなくてもとかいは」等とほざいている。 結局は自分が原因なのを隠していい恰好しただけでないか。羽付きはそう吐き捨てた。 怒っている羽付きは以前見たことがあるが、ここまで怒りを剥き出しにしている羽付きは見たことがなかった。今にも飛びかかりそうな勢いだ。 「…あんなゆっくりはぜったいいきのこれないんだぜ」 だが羽付きは相違行った直後にすぐに平静を取り戻し、ただ淡々とありすと子まりさの様子を眺めていた。 まるで「もう興味すら失せた」といった感じで… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 路地裏に戻っていったありすと子まりさは突然声を上げた。その声に私と羽付きは驚く。 「どうじでおうぢざんがなぐなっでるのおおおおおおお!?あでぃずのどがいばなおうぢがあああああああ!?」 「ゆびええええええええええええん!!おうぢぢゃんがにゃいよおおおおおおおおお!!ゆっぎゅりできにゃいいいいいいいい!!」 「とかいは」かどうかはさておいてあのダンボール箱が綺麗サッパリなくなっていた。恐らく住み着いたとわかった店主がどけてしまったのだろう。 飾りもなくし、食料も得られなかった、その上このアクシデントだ。都合よく淡々と最悪の事ばかり起こっている。 だが驚きはしない。羽付きが最初に話してくれた事を考えればこうなる確率(少なくとも帽子が飛ぶという事は除外してだが)が非常に高いからだ。 さて、「とかいはおうち」とやらもなくなってしまったありすと子まりさ。日が沈むまでにはまだまだ時間がある。これからどうするのだろうか? 「ゆ”…!しかたないわ…あたらしいおうちをさがしにいくわ…」 「ゆぅぅ…まりしゃもうちゅかれちゃんだじぇ…」 「わがままいうなんていなかもののすることよ!ゆっくりがまんしなさい!」 「いなかもの」つい先ほど「とかいは」なんて言った癖にもうこんな事を言っている。 当然アイデンティティーを揺るがしかねない様な事を言われれば従わざる負えないだろう。 子まりさは寒天の両目に涙をためながらぐっとこらえて無言で付いていく。 その表情は「結局は自分はいなかものか」と言ったような無言の抵抗があると私は感じていた。 路地裏を飛び出して再び大手通りを跳ねるありすと子まりさ。 普通に考えて周りにある雑多な物を積み上げて巣代わりにすれば事足りると言うのにわざわざ少ないとはいえ雪の降る外の見つかるかどうかも分からない新たな巣を探して跳ねていく。 それを見れば嫌がおうにもこのありす達は長くはないと感じさる。 「ゆ!ゆ!あんよしゃんがちゅめちゃいよ…」 五分も跳ねた頃だろうか、子まりさが不満を漏らし始めた。ただでさえ寒い気温の中を飛び跳ねているのだ。 子ゆっくりには冷たいアスファルトは堪えるのだろう。 「ゆ!おちびちゃんはゆっくりありすのおくちのなかにはいってね!」 「ゆっくりわかっちゃよ!」 それに対してありすは口をあんぐりと開けて中に子まりさを入れると再び跳ねだす。 どこへ向かうのだろうか?街の中央から離れていっている。 二十分ほど跳ねると大きな公園の前までやってきた。どうやらここを新たな拠点とするつもりらしい。 ありすは口から子まりさを吐き出す。子ゆっくりを口に入れたまま二十分も跳ねるのはさすがに疲れたらしい。目的地まであと僅かなのだから跳ねさせていかせる気だろう。 「ゆ!あそこのこうえんさんならきっととはいはなおうちさんがみつかるわ!もうすこしだからゆっくりがんばってね!」 「ゆゆ!まりしゃがんばりゅんだじぇ!」 公園の入り口まであとはこの道路を横断すればいいだけだ。交通量は案外少ないがよく見ていかなければ車にひかれかねないのでありすと子まりさが渡るまで時間がかかるだろう。 体が少し冷えた私は近くに置いてある自動販売機に向かい羽付きの分と合わせて温かい飲み物を買う事にした。 どうせすぐ追いつく。羽付きだってここまで跳ねて疲れただろう。暖かいお汁粉でも買って飲もうと考えて硬貨を入れてボタンを押す。 丁度ガタンと缶が落ちてきたのと同時だっただろうか。「ブゥゥーン」という音にまぎれて何かの音が聞こえた気がした。 二本の缶を取り出して振り向くと、羽付きが目を見開いていた。いったい何があったのか?ただ事で無いようだ。 「に、にんげんさん…あのありすが…」 まりさの視線の先を見て驚いた。 「いだいいいいいいいい!!あでぃずの!あでぃずのどがいばながおがああああああああ!!」 「おぎゃあじゃああああああああん!?」 そこにはタイヤの跡を半分つけて後ろ半分が潰れてカスタードクリームが飛び散っているありすの姿であった。 羽付きがしどろもどろになりながらも説明をする。それによればもう少しで渡り終えるところで大きな車に巻き込まれたそうだ。 ありすは「ゆぎいいいいいい!!ゆぎぇえええええええええ!?」と言いながらカスタードクリームの後を引いて苦しんみながらも歩道の方に移動していた。 「おきゃあしゃんゆっきゅりよくなっちぇね!ぺーりょぺーりょ!」 子まりさがありすの後ろ半分を舐めている。その度に 「ゆびいいいいいいい!!なべないでええええええ!!」と声を上げるのだ。 私はありすの方に駆け寄った。その様子を見る。 「ゆぎっ!ゆぎぃぃ…!」と呻いて苦しんでいる 右後ろ半分が斜めに潰れていた。カスタードクリームがボトボトと落ちている。砂糖細工の髪の毛がカスタードクリームに交じって点々と残って印の様についてそれが痛々しさを演出していた。 中のクリームの圧力がかかったのか、寒天の右目が飛び出していた。 子まりさがすーりすーりをしながら寄り添って泣いている。 その様子を見てありすはこう言って宥めていた。 「ゆひゅー・・・ゆひゅー・・・ゆ”…!ありずはだいじょうぶだよ…おぢびぢゃんゆっぐりなぎやんでね…」 「ゆびえええええええん!!きょわいよおおおおおお!!」 口ではそう言っているものの長くはないだろう。ぺーろぺーろするにしても場所が場所だしどうしても公園内まで移動しなければならない。 それだけ移動すればクリームが流れ出てしまう。かといってここでとどまるわけにもいかない。つまりは完全に詰みと言う事だ。 離れていると言っても結構近い私と羽付きがいるのに全く気付かない様子だ。それほど周りが見えていない程に動揺しているのだろうか、それとも相手をする暇もないのかどれかは知らないが話を進めている。 「どにがくごうえんざんまでいごうね…ゆ”!…ゆ”!」 「ゆっきゅりてちゅぢゃうよ!ゆ!ゆ!」 ここでありすはやはりというかなんというか、公園内まで移動する事を選んだ。 ずりずりと這いずって移動するありすを手伝うように子まりさが後ろを押して手伝っている 羽付きが私に語りかける。「もういいだろう。帰ろう」と その目は何か悲しく、そして憐れみをかけているような目をしていた。 私は二本の缶をもったままその場を離れた。羽付きは決して振り返らなかったが最後に私は振り返ってあのありすと子ありすを見た。 既に見えなくなっていたがカスタードクリームの後だけが点々と続いているのをこの目に今も鮮明に記憶している… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次の日、私は一人であの公園まで来ていた。 羽付きを誘ったが別の仕事があると言って断られたのだ。 無理もないかと私は思う。目の前でゆっくりが轢かれたのを見たのだ。いくらそんな事は珍しくないとはいえ何度見ても見慣れるものではないだろう。 公園に入って辺りを見回す、昨日のありすと子まりさはすぐ見つけることができた。 端の塀の一角に既に物言わぬ饅頭となってだが。 ありすの方は小麦粉の皮が余ってダボダボになったまま舌をだらんと投げ出して寒天の白目をむいて動かなくなってた。砂糖細工の涙や涎の後を見るに、かなり苦しんだようだ。 もう一方の子まりさの方はデロデロに溶け出していた。恐らくだがしーしーをかけられたのだろう。 潰れるように溶け出しているため表情はもう分からない。やられたのは公園に入ってすぐだろうか、それともその夜だろうか?今となっては定かではない。 私はありすと子まりさだった饅頭に手を合わせて目をつぶると、そのまま振り向いて歩き出した。 公園には多種多様のゆっくりがいる。見かけたかぎりではベンチの前に何かが置いてあるのか固まって何かを熱心に食べているゆっくりの集団を見た。 木の下で寄り添うようにすーりすーりしている番いもいる。 冬だと言うのに外に出るゆっくりが多いようだ。それほど余裕があるのか、食料を今でも集めなければならないほど逼迫しているのか、それすらも分からない。 私は振り返らずに公園を出ていった。 帰り道で歌を歌っているゆっくりに出会った。家族づれだろうか、れいむ種とまりさ種の番いと3匹の子れいむが新聞紙をひいたうえで体をくねらせて歌っている。 私はポケットの中から飴玉を取り出すと、前に置いてある空き缶の前にひとついれた。 ゆっくり達は「ゆっくりありがとうね!」と言うと再び歌い始めた。 また私は振り返らずに歩きだす。どんどんゆっくりの歌が遠くなっていき、ついには聞こえなくなった。 家路につくと中に情景が頭をもたげる。別の事を考えてもふとした拍子にまた思い浮かんでしまうのだ。これはどうしようもないのかも知れない。 あのゆっくりの歌とありすと子まりさの歌声、そして舞うように降っていた雪の光景はいつまでも、いつまでも私の記憶から離れない――― 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 504 かりすま☆ふぁいたー ふたば系ゆっくりいじめ 516 サバイバル・ウィンター ふたば系ゆっくりいじめ 527 シティ・リベンジャーズ ふたば系ゆっくりいじめ 582 ビルディング・フォレスト ふたば系ゆっくりいじめ 587 バトル・プレイス トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓たしかにその通りだな! -- 2013-06-18 03 48 55 主人公が最後に飴玉あげたけどやっちゃダメでしょ おうたを歌えばあまあまもらえるって学習しちゃったら、そこに居着いて迷惑行為をやり 続けちゃうでしょ -- 2013-04-11 23 21 26 嫉妬かなんかしらんがいつもキチガイが出るな。 -- 2013-03-25 18 40 15 ↓6 でお前は何で見てるのかな?キチガイ君w -- 2012-10-02 00 35 40 つーか、ゆっくりが街に住むのはデメリットが多すぎるんだよな -- 2011-10-29 20 49 42 ↓↓↓↓ハゲェェェ吹いたwww -- 2011-08-11 14 11 34 ステアウェイトゥゆっげえってなんですか? -- 2011-07-09 23 10 56 なんだとっ!?羽根突きは死なんぞ! あれは私の道具だ!私が師の意思を継ぎ、ステアウェイトゥゆっげえを完遂するための道具なのだっ! だから私の許可無く死ぬことなど許されぬっ!道具は道具らしくしていればよいのだっ! -- 2011-07-09 19 56 34 ↓一応、ここに収録されてない話で死んだからね -- 2011-03-01 18 27 47 んで羽付きとかいうキモい厨二ゆっくりはいつ潰すの? なになに?僕の考えた強くて賢くて格好良い羽付きは潰さないだって? キモいんだよハゲェェェ!!! -- 2011-03-01 15 51 40 このドキュメンタリーは名作だなぁ。 物悲しさが出てて素晴らしい -- 2010-10-17 22 18 04 ちぇんはらんしゃまといるからさみしくないんだよー わかるよー -- 2010-09-27 22 11 52 ゆっくりは街では絶対に幸せにはなれないという何か暗黙の空気を感じます。 -- 2010-09-01 01 02 18 街でゆっくりが生きていくことがどれだけ大変かわかる -- 2010-07-18 13 38 24 かなしい。 -- 2010-07-15 18 38 40 終末感というか絶望感がいい感じにゆっくりしてますね。 -- 2010-06-15 19 12 50 ドキュメント物いいなあ -- 2010-06-09 01 13 23 良作発見! -- 2010-05-17 22 21 25 ぢのぶんさんがしっかりしててくおりてぃさんがたかいよ!!よみやすくてゆっくりできるよ!! -- 2009-12-21 01 24 20
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ゆっくりたねをまいてね! 8KB ※M1あきさんが「植物型にんっしんでゆっくりが地面から生える」というネタの絵を描い ていたのに触発されて書きました ※独自設定垂れ流し 「ねえ、わたしがもしゆっくりだったら、きっとおいしくないと思うのよ!」 いつも突飛なことを言う女だった。ゆっくり加工所の研究部門の同僚の中で一番優秀な彼 女。天才となんとかは紙一重と言うが、それを体現しているような女だった。 「だって、わたしはゆっくりが大好きで、その研究がこんなにたのしいんだもの! ゆっ くりは苦しまないとおいしくないんだから、わたしってばきっと商品にもならないぬるい 甘さになっちゃうに決まってるわ!」 いつもそんな変なことばかり言っていた。 だから、思いもしなかった。 「もし自分がゆっくりだったら、あまくないに決まっている」 そんないつもの戯れ言が、彼女から聞いた最後の言葉になるなんて。 どこにでもあるなんでもない交通事故。そんなもののせいで、彼女のばかげた言葉はもう 聞けなくなってしまったのだ。 ゆっくりたねをまいてね! 「すっきりーっ!」 研究員達が固唾をのんで見守る中、ゆっくりまりさとゆっくりれいむはすっきりーをした。 二匹のゆっくりは、土の敷かれた、動くのに不自由のない大型の水槽の中にいる。 「さて、次が問題ですね。うまくやってくれるかどうか……」 研究員の一人がつぶやく。他の研究社員達も言葉にこそ出さないものの、思いは同じだ。 やがて、れいむの頭からにょきにょきと茎が生えてくる。そしてあっという間に実ゆっく りが生った。ここまでは普通だ。 普通ではないのはその数だ。生えた茎は五本。通常の茎の倍以上に長い。 実ゆっくりの数も普通ではない。それぞれの茎に鈴なりに生った実ゆっくりは、合計五十 匹近い。その大きさも通常の実ゆっくりの半分ほどだ。 それだけでも異常だったが、またしてもおかしなことが起きる。 次の瞬間、小粒の実ゆっくり達は地に落ちたのだ。 明らかな早産だった。 だが、れいむもまりさもあわてない。 「おちびちゃんたち! ゆっくりほーりほーりしてね!」 れいむが声を上げると、まだ目も開かない実ゆっくり達は口を開き声を上げる。 「ゆっきゅち!」 「ゆっきゅち! ゆっきゅち!」 「ゆっきゅちもぎゅりゅよ!」 「ほーりほりしゅりゅよ!」 目を閉じたまま、開いた口で一斉に地面を掘り始める実ゆっくり達。ゆっくりは手足がな い為、土木作業には全く向かない。それなのにたやすく土を掘り、自らの巣を作る。 実ゆっくり達もその特質を受け継いだのか、土を掘り進み瞬く間に地の中に潜っていった 。 「ゆっくりそだってね!」 「しーしーするよ! おちびちゃんたち、ゆっくりえいようをとってね!」 実ゆっくり達が埋まっていった場所に、れいむとまりさはしーしーをかけ始めた。 すると、ぽこり、ぽこりと。実ゆっくりの埋まった場所から何かが出てきた。 芽だ。 ゆっくりがにんっしんしたときと生える茎と同じ色の芽だ。 それを見て、れいむとまりさはにっこりとほほえむ。 その様に、見守っていた研究員達も安堵の息をもらすのだった。 ゆっくり加工所では、日夜研究が続けられている。 その中でももっとも重要な研究は、「高品質のゆっくりをいかに大量生産するか」だった。 一般に、ゆっくりの大量生産と言えばれいぱーありすとオレンジジュースを用いて行われ る。だがこれは手間も時間もかかる。 まずすっきりーさせる時間が必要だし、植物型のにんっしんであっても生まれ落ちるまで には一週間程度を要する。 また、植物型のにんっしんで生まれる赤ゆっくりは小さく、これを成長させるのにも時間 が必要だ。味の調整のため虐待するともなればさらに時間も手間もかかる。 それらの効率化は極限まで進められていた。だが、不況に伴う昨今のゆっくりの価格低下 の傾向から、なかなか利益が出にくくなっていた。 そこで着目されたのは、ゆっくりが植物的な性質を持つと言うことだった。 植物型にんっしんで、ゆっくりは茎をはやす。この茎を外部ではやすことはできないか、 というアプローチだった。 植物型にんっしんは、大量にゆっくりをつくるのに向いている。しかし茎が生えている間、 母体となったゆっくりは茎に栄養を吸われる――すなわち、負荷を受け続けることになる。 ゆえに、回数を重ねれば良質なゆっくりであっても餡子が劣化する。 ならば生えた時点で茎を切り取り砂糖水などで育てれば、という提案もあった。だがこの 方法ではゆっくりが「足りないゆっくり」になったり、奇形化することさえある。当然味 も落ちる。やはりある程度、少なくとも丸一日程度は母体で育てる必要があるのだ。 これは当然、量産化の妨げとなる。 だが、ある研究員は、これとまったく異なるアプローチを提案した。 「草ゆっくり、順調に育っているみたいだな」 研究所の一室。中央におかれた水槽の中は、一週間前れいむとまりさがすっきりーし、地 に落ちた実ゆっくりが自ら埋まった場所だった。 男と同僚の研究員は、その水槽を眺めていた。 そこは今や畑のようになっていた。 地面か伸びる無数の茎。青々と葉を広げ、人工灯を力一杯受け止めている。そして、その 茎の先端に実るモノは。 「ゆっ……ゆっ……」 「ゆっくちぃ……」 「ゆっくち……うまれちゃいよ……」 夢見るように目を閉じ揺れる、実ゆっくりの姿があった。 通常の実ゆっくりより一回り大きい。そのもちもちした肌は高い品質を伺わせる。 新たな植物型にんっしんのアプローチ。 それは、「草ゆっくり」だった。 通常、植物型にんっしんでは、ゆっくりは茎を生やし実ゆっくりを生らす。 この「草ゆっくり」は、実ゆっくりを植物の実と同じ役割にしたものだ。 草ゆっくりは母体から栄養をもらうのではなく、地面に落ち血に潜り、根を下ろして植物 のように自分で育つのだ。 通常の植物型にんっしんで高品質のゆっくりを生み出すには、母体となるゆっくりの栄養 摂取、健康管理など細かに管理する必要がある。 ところがこの「草ゆっくり」にそれは必要ない。 母体は実ゆっくりを蒔いた時点で出産は完了となる。植物型にんっしんに比べ、母体への 負担は非常に少なくて済む。すぐさま次のすっきりーも可能だ。その上、実ゆっくりの数 もずっと多い。 地に蒔かれた実ゆっくりは、初期には親ゆっくりのしーしーなどの甘味を要する。だがそ の後、芽さえ出れば土の養分と日の光で自ら栄養を作り出し育っていく。ゆっくりの餡子 変換能力は優れており、通常の農作物の育たないような枯れた土地でも元気に育つ。また、 通常の作物より世話もいらず、生産も楽だ。 地に生えた根、天へ伸びる茎に空へ広がる葉。それらから栄養を生みだし、実ゆっくりは 子ゆっくりほどのサイズになってから生まれ落ちる。 しかも、非常に上質なゆっくりとして生まれるのだ。 ゆっくり加工所は、新たな高品質ゆっくりの大量生産方法を手に入れたのである。 「どうやら成功のようだな……」 男のつぶやきに、同僚の研究員は満面の笑みを浮かべる。 「この実験がうまくいったらいよいよ実用化か……いや、彼女のアイディアは本当に大し たものだな」 「ああ、彼女は本当に優れた研究員だったよ……」 「惜しい人を亡くしたものだな……」 ようやく実用化までこぎ着けた草ゆっくり。だが、その発案者は不幸な交通事故で、既に この世にない。 二人の研究員の間に暗い空気が立ちこめる。 「でも、こうして彼女の実験がうまくいったのは君の頑張りのおかげだよ!」 暗い雰囲気を吹き飛ばすように、努めて明るく研究員は言った。 研究の実現は困難を極めた。だが、迷わずくじけずあきらめず、ひたすらに研究に打ち込 んだ男の頑張りがあったからこそ実現したのだ。 だが、男はその惜しみない賞賛にくすりともしない。 「別に……俺はただ、彼女の問いの答えをみつけたかっただけだ」 「問いの……答え……?」 男は答えず、研究室を去った。 男は自分用の研究室に戻っていた。 研究室の中央には、青々と生い茂る草ゆっくりがある。 「君は『自分がゆっくりだったらあまり甘くならない』と言っていたけど、どうなるだろ う」 ゆ、ゆ、と。夢見る実ゆっくりたちは、男の言葉に答えない。聞こえていたとしても、言 葉を理解するだけの知能はない。 だが、男はかまわず言葉を続ける。 「君の遺灰を蒔いた土……そこから生まれたゆっくりは、ぬるい甘さに決まっている。き っと君と同じように、しあわせそうにしているんだろうな」 ゆ、ゆ、と。実ゆっくりは揺れている。微笑む口は、男の言葉の通りしあわせに生まれて くるんだろう。 「だから俺は甘くしてやろうと思う。君は草ゆっくりばかりでなく、画期的な虐待法だっ ていくつも生み出していたからね。それを試す。全部試す。土が枯れて、本当に灰になっ てしまうまで、ね」 男が部屋の隅に視線を投げかければ、いくつもの虐待道具が用意されている。 「君と一緒に草ゆっくりを生み出したかった。君と一緒に草ゆっくりを虐待したかった。 君が生きているうちに気づけば良かった」 男の声に、実ゆっくりはゆれる。微笑みを口にたたえたまま、生まれ出るしあわせせを夢 見ながら。 「君のことが、好きだって」 男の言葉は、静かな研究室にひどくむなしく響いた。 その言葉は誰にも届かない。 実ゆっくりだけが、ゆ、ゆ、と揺れながら、男の声を聞いていた。 了 by触発あき 過去作品 『ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐!』 『ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口』 『ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ!』 『ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談』 上記以前の過去作品一覧は下記作品に収録 『ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね!』 元ネタ絵 byM1 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 後血の気の多いアホは、自分の住処に戻るといい。そんなに、虐待したいのなら運動しろ。そういうものはストレスが溜まっている証拠だ。 -- 2013-04-11 17 14 17 サイト名:ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKI 荒らし投稿ですねわかります -- 2012-12-03 17 56 08 血に潜るww -- 2012-07-19 14 11 45 すいませーん 子ゆ六匹くださーい! 4000えんまでならだしまーす -- 2012-02-21 20 33 14 これは悲しい恋の物語 -- 2011-06-09 00 23 05 うるせええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ! 空気の読めない虐厨はほかのSS読んでろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! -- 2011-01-12 03 07 28 虐待しろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! ゆっくりさせろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!! -- 2010-11-04 10 58 30
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設定や行動に色々穴があるかもしれない。 そゆの嫌いな人は回れ右、というより左(ブラウザバックボタン 「か〜ってうれしいはないちもんめ!!」 「まけ〜てくやしいはないちもんめ!!」 「あの子が欲しい!!」 「あの子じゃわからん!!」 「この子が欲しい!!」 「この子じゃわからん!!」 「相談しましょ、そうしましょ!!」 子供たちの声が、秋の夕焼け空に響き渡る。 寺子屋が終わった後なのであろうか、数人の子供達が里の入り口近くの広場で、はないちもんめで遊んでいる。 それを興味しんしんで少し小高い丘から見つめる影が複数あった。 ゆっくりたちである。 れいむ種とまりさ種の成体が1匹づつおり、残りは子供であろう大きさのれいむ種が5匹、まりさ種が5匹。 このゆっくり達は全員が家族と言う訳ではない。 両種とも同種でつがいになった者達であり、近くに住む、いわゆるお隣さんである。 そして、両方とも大体同じ時期に子ゆっくりを作り、さらに赤ゆっくりもほぼ同時期に作ったという 共通点の多い家族だったため、親子共に大変仲の良い付き合いをしていた。 そのため、本日は両方とも片方のつがいと赤ゆっくりを巣に置きつつ、連れ立って狩にきたのである。 家族が大分多くなったとはいえ、最近では子ゆっくり達も狩に役立つようになってきており、さらに周りには 他のゆっくりがいなかったという色々な要素が重なり、先日までの蓄えと合わせると、この2家族両方共に どうにか冬を越せる位までの食料を本日の狩で手に入れる事ができた。 そして、皆で集まって一息ついたところで、人間達の声に気付いたのである。 「ゆゆ〜?」 人間の子供達が集まって遊んでいる。 丁度じゃんけんでの勝敗の結果が出た所なのか、子供達の喜びの声が一際大きく聞こえてきた。 「おかあさん!なにかおもしろそうだよ!いっしょにあそばせてもらおうよ!!」 子まりさのうち、一番小さい子が興味しんしんで親に提案する。 「ゆっ!!にんげんさんはゆっくりできないよ!」 親まりさが答える前に、親れいむが答える。 この親れいむは、以前人間の畑に侵入したために潰されたゆっくりを遠めにだが見た事がある。 そのゆっくりは、自分より大きく、また素早いちぇん種であったが、人間は少しもてこずる事もなく 一瞬で叩き潰された。 それを見て以来、親れいむは、『人間は近づくとゆっくり出来ないものである』と言う考えを持ち、 その危険性を親まりさや自分の子供に説いていたのである。 「ゆー…。」 しょんぼりとする子まりさ。 それを不憫に思ったのか、 「じゃあ、あのにんげんさんたちとおなじあそびをしようよ!!」 そう提案する親まりさ。 そこで、人間の様子を見てみると、 「か〜ってうれしいはないちもんめ!!」 「まけ〜てくやしいはないちもんめ!!」 丁度、一列に並んで遊びを再開している所であった。 「ゆっ!なんとなくわかったよ!まずならんでむかいあうんだね!!」 という事で、れいむ種とまりさ種に並んで横一列に並んだ。 しかし…、 「ゆ〜?このあとどうするの?」 ゆっくりの頭ではどうするかなど覚えている訳もない。 そこへ、 「おや、こんな所にまでゆっくりが来てたのか。」 村から見て丁度、丘を挟んだ反対側にある森の方から、男がひょっこりと現れた。 「まあとりあえず、ゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 反射で全員が返事を返す。 「ゆっ!にんげんさんはゆっくりできないよ!!」 反射で返事は返したものの、あからさまに警戒したせりふを吐き、睨み付けて来るゆっくり達。 その視線を飄々と受け流し、 「まあそういきり立つなって。あまいお菓子があるぞ?」 そう言うと、子ゆっくりでも食べられる位のサイズの黒くて小さい菓子を目の前にばら撒き始めた。 「ゆっ!!うまうま!これめっちゃうめぇ!」 甘い物があるという言葉と匂いにつられ、凄い勢いで群がってくるゆっくり達。 警戒していた親れいむも、 「いらないなら別に良いけどね。でも、甘くておいしいぞ?」 と言う言葉と、まりさ達が美味そうに食べている様子を見ては我慢できなくなり、菓子に飛びつく事になった。 そうして、全員が食べ終わったころには、すっかり親れいむも警戒を解いていた。 「ゆっ!!おにいさん、もっとあまあまをよこしてね!!」 「かわいいれいむのあかちゃんのためにもっとあまあまをちょうだいね!!」 さらにこの発言である。 しかし、男は怒るどころか、 「ああ、いいよ、だけど、ここにはないから家に来てもらっても良いかな。」 と言った。 「ゆっ、でもあつめたしょくりょうが…。」 親れいむが心配するとおり、近くにはゆっくりが集めた食料がうずたかく積んであった。 流石にこれを放置していくわけには行かない。 「なら、あそこの木の洞にでもとりあえず置いておけば良いんじゃない?他のゆっくりには見つからないように、 僕が蓋をしてあげるから。」 なるほど、男が指を指した所には木の根元部分に穴が開いていた。 「「ゆっくりりかいしたよ!!」」 そう言って全ゆっくりで集めた食料を木の洞に詰め、最後に男がそこそこ大きい岩で蓋をした。 人間ならともかく、ゆっくりの力ではこの岩は動かせない。 それを確認した後、男とゆっくり達は男の家へと行くのであった。 「ところで、君達はつがいかい?」 家に着き、土間から畳に上がるなり男はそう親達に聞いてきた。 「ちがうよ!!まりさのつがいはまりさだよ!!」 「れいむのつがいはれいむだよ!!」 「成程、だから話していた赤ゆっくりがここにいない訳か。」 しっかりとした施錠をしつつ、そう1人納得する男。 「わかったらさっさとあまあまもってきてね!!」 「とっとともってきてね!!」 そう叫ぶ親子ゆっくりを見ながら、ふと、思い出したかのように、さっきの様子を尋ねた。 「まあまて、そういえば、さっきまりさとれいむに分かれて何かしようとしてたが、 あれは、はないちもんめだよな。」 「ゆゅ?そんななまえのおあそびなの?」 「知らないでやっていたのか…。よし、こうしよう。」 そう言うと、親ゆっくりをそれぞれ1つづつの透明な箱に入れる。 「なにするのおじさん!!さっさとここからだしてね!!」 「おかあさんをゆっくりだしてね!!」 口々に抗議するゆっくり達。 男は気にせずこう宣言した。 「さてじゃあみなさん、新しい遊びをやりますよー!!」 「「「「「ゆ?」」」」」 突然の宣言にきょとんとして男を見上げるゆっくり達。 男はさらに言葉を続ける。 「勝った方には甘いお菓子を、負けた方にはちょっとしたおしおきをします。でも、負けた方にも 後で甘いお菓子をあげるので、がんばってね!」 「「「「「ゆゆ?」」」」」 で、その遊びってのはさっきやろうとしていたはないちもんめ、これで勝ち負けを決めるよ。」 「「「「「どういう事???」」」」」 「簡単に纏めると、新しい遊びが覚えられる上に、甘いお菓子がもらえるという事。」 「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」」」 そう口々に言い、笑いあう子ゆっくりたち。 「ゆ、じゃあなんでまりさとれいむはこのなかなの?」 「うーん、後々のことを考えて、かな。まあ、ちょっと我慢してもらえば良いから。」 「わからないけど、おにいさんのいうことをしんじるよ!!」 良く分からないが、甘い物を貰えて新しい遊びも教えてもらえると言うのならちょっと位は我慢しよう。 そう結論付けたようだ。 「じゃあ、子ゆっくり達はれいむとまりさに分かれて並んでね。」 「「「「「ゆっくりわかったよ!!」」」」」 そう言って種族ごとに分かれる子ゆっくり達。 !!」 「では、説明するぞー。」 〜男説明中〜 「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」」」」 10分後、村の子供達がやっていたのを見ていた為か、ゆっくりにしては割合早くやり方を飲み込んでいた。 「じゃあ、実際にやってみようか。」 と言うと、掛け声をかけ始めた。 それに合わせて、子ゆっくり達も動きながら唱和する。 「か〜ってうれしいはないちもんめ!!」 「まけ〜てくやしいはないちもんめ!!」 「あのこがほしい!!」 「あのこじゃわからん!!」 「このこがほしい!!」 「この子じゃわからん!!」 「そうだんしましょ、そうしましょ!!」 そこまで進むと、親ゆっくりのところにそろぞれ集まる。 無論、箱に邪魔されて直接触る事はできないが、見る事と言葉を交わす事は可能である。 「ゆっ、いちばんおおきいこがいいよ!!」 「ちいさいこからえらんでいこうね!!」 親が声を張り上げるおかげで作戦がまる聞こえだが、どちらもあまり気にしていないようだ。 「「「「「きーまった!!」」」」」 「おねえちゃんれいむがほしい!!」 「いちばんちびのまりさがほしい!!」 さて、普通はここで決まった者同士がじゃんけんをして決めるのだが、ご存知の通りゆっくりには手が無い。 なので、どうするかというと、透明な箱の底部には、グー、チョキ、パーの書かれた紙が張ってあった。 どれがどう勝つかは先ほど伝え済みである。 「じゃあ、こうやって目隠ししておくからな、どれかに乗ってくれよ。」 と言い、透明な箱の間を木の板で親ゆっくりが互いに見えないように仕切った。 「れいむはこっちにするよ!!」 「まりさはこっちにするね!!」 両方乗り終わったようなので、木の板を外す。 れいむはパー。 まりさはグー。 れいむの勝ちである。 「ゆっふっふ、れいむのかちだよ!!あかちゃんようのあまあまちょうだいね!!」 「ゆぐぅ、負けちゃったんだぜ…。」 ふんぞり返るれいむと、がっくりうなだれるまりさ。 まさに分かりやすい対比図が出来ていた。 「じゃあれいむには赤ゆっくり用に、親に甘いお菓子をあげよう。その前に…。」 そう言いつつ、先ほどれいむ側から指定のあった一番小さなまりさを手に持ち、顔の前まで持っていく。 「ゆゆ〜、おそらをとんでるみたい!!」 「お仕置きしないとね。」 そして、 ブチャッ!! 瞬間、ゆっくり達の時が止まった。 その手にあったのは、すでに物言わぬつぶれた饅頭。 そして、それを親れいむの箱に放り込んだ。 「ほら、勝ったから、甘いお菓子だよ。」 「ばりざのがわいいおぢびじゃんがぁ!!!」 「どおじでぇ!!」 「ばりざがぢんぢゃっだぁ!!」 「だんでごどおおおぉぉおぉおぉ!!!」 親まりさの悲鳴を皮切りに、悲鳴の渦がそこに鳴り響いた。 「だぜっ!!だぜっ!!ごごがらだぜーーっ!!」 透明な箱に体当たりを仕掛ける親まりさ。 しかし、そんな事で簡単に壊れる箱ではない。 その様子をちらりと見ながら、箱にいる親れいむに向き直る男。 いまさら人間の恐ろしさを思い出したのか、箱の隅のほうに移り、がたがたと震えていた。 「おや、甘いお菓子を食べてないなぁ。」 「ばりざのごどもおだべられるわけないでしょぉおおぉぉお!!」 涙を流し、震えながら叫ぶ親れいむ。 そんなれいむに、男は無慈悲な命令を下した。 「”むーしゃむーしゃしあわせー”しなかったら、お前の所の子供を潰すよ?」 「ゆ゛ぐっ!!」 いつの間にか、男の手には子れいむが握られていた。 「ごわいよぉ、だずげでぇえぇぇえぇ!!!」 流石に先ほどの様子を見ていたため、のんきな事も言わずに泣き叫ぶ子れいむ。 しかし、男ががっちり握っているので、取り落とす事はない。 そして、その手に徐々に力が加わってくる。 「ゆぐっ…ぐるじいよ…ゆっぐりやめでね…。」 どんどん顔が変形していく子れいむ。 「だべばず!!だべばずがらやべでぇええぇぇえぇ!!!!」 親れいむの心には、すっかり忘れていた人間への恐怖心が復活していた。 どうあがいてもこのままでは助からない。 なら、この男の機嫌を損ねなければ助かるかも知れない。 そう思った親れいむは、とにかく男の命令に従う事にしたのだ。 それに驚いたのは親まりさ。 「でいぶ!!なにいっでるのぉ!!」 思わず親れいむの方を向く親まりさ。 それには構わず、ゆっくりと元子まりさに近づく親れいむ。 「やべでぇえぇ!!ばりざのじびじゃんだべだいでぇええぇえぇえ!!!!」 半狂乱になりながら、箱に無駄な体当たりを繰り返すまりさ。 それを見、涙を流しながらも箱に散らばった餡子を口に含む。 「む゛ーじゃむ゛ーじゃー、じあ゛ゆ゛げぇー!!」 元々多大なストレスがかかっていた上、口に含んだ餡子の味が先ほど男がくれたあまあまと 同じ味である事に気付いた瞬間、耐えられなくなり戻してしまった。 「まったくきたねぇなぁ。どうやら君のお母さんは君の事が嫌いなんだね。」 そう、手に持っていた子れいむの力を少し抜きつつ話しかける男。 「おがあじゃんのばがああぁあぁぁあ!!!」 泣き叫びながら母親を罵る子れいむ。 「ど、どぼじで「なら後1分で食いきるんだな。」」 親れいむの叫ぶ声に男の冷徹な命令が重なる。 慌てて自分が吐いた餡子交じりの餡子を口にほおばっていく親れいむ。 「なんでだべじゃうのおおおぉぉおぉぉおぉ!!!」 親まりさの悲痛の声が響く中、親れいむはなんとか55秒で完食することができた。 男はそれを見ると、一連の流れを見ていたため恐怖で固まっている子ゆっくり達の所に、 手に持っていた子れいむを戻し、こう言った。 「見ての通り、負けた子ゆっくりにはお仕置きがある。」 「おぢびじゃんだじにげでぇ!!」 「おっと、そうはいかない。」 そう言うなり、素早い動作で子ゆっくり達の飾りを取り去った。 「なにするのぉ!!かえしてぇ!!!」 とたんに泣き叫ぶ子ゆっくり達。 「このまま、はないちもんめを続けたら返してやる。逃げたり、続けずに他のゆっくりを襲ったら潰す。分かったな。」 「ゆ、ゆぅ〜!!!」 そして、再度はないちもんめが始まった。 しかし、そこには先ほどのような楽しげな様子など一切なかった。 「が〜ってぶれじいばないぢもんべ!!」 「まげ〜てぐやじいばないぢもんべ!!」 「あのごががぼじい!!」 「あのごじゃばからん!!」 「このごがぼじい!!」 「このごゃばからん!!」 「ぞうだんじまじょ、ぞうじましょ!!」 泣きながらのろのろと続ける子ゆっくり達。 そして、相談しに行くというより、助けを請うように親の近くに寄っていく。 「ぎべられるばげだいよおぉぉおぉぉお!!!!」 泣き叫ぶ親れいむに対して、 「ゆっ!!あのいちばんちびのれいむにするよ!!」 あっさりと決める親まりさ。 「どぼじでぞんだごどいぶのおぉぉおおぉ!!!」 「うるさいよ!!れいむがさっきかわいいまりさのおちびちゃんをたべたことはわすれないよ!!!」 「どうじようぼながっだじゃないのおおぉぉおおぉ!!!」 あの状況では親れいむの方が正論を言っているのだが、怒り狂った親まりさにとっては既にそんな事は関係ない。 泣き叫ぶ親れいむに対して、親まりさは敵意の目をきっと親れいむに向けていた。 そしてじゃんけんタイム。 気合がそのまま勝敗につながったのか、今度はまりさ側がチョキ、れいむ側はパーだった。 「今度はまりさの勝ちだな。」 そう言うと男は一番小さな子れいむを捕まえ、丁寧にもリボンをつけてやってから親まりさの入っている箱に入れた。 「ゆっ!!!!…ゆー?」 てっきり男に掴まれた時点で潰されると思い、目を瞑りつつゆっくりなりに身を硬くしていた子ゆっくりだが、手の感触が消えた事に驚き、ゆっくりと眼を開けた。 そこには、自分のおとなりさんの親まりさ。 親まりさも、てっきり子れいむが潰された状態で振ってくると思ったので、生きたまま何もされずに子れいむが箱の中に入ってきた事に驚いていた。 そして、子れいむが命が助かった事に喜んですーりすーりしようとした所、またも男の冷徹な声が降り注いだ。 「さて、今度はまりさが”むーしゃむーしゃしあわせー”する番だ。」 良く見ると、既に男の両の手には1匹づつの子まりさが握られていた。 それを、親まりさの見えやすい所まで持っていき、見せ付ける。 「ゅ、ゆぐぅ…。」 さっきまでは、殺された状態の子供なら先ほどの仕返しにその体を食べてやろうとは思っていたが、流石に子供を生きた状態で食べると言う発想に行くまでには 怒りに我を忘れてはいなかった。 そして、親れいむならともかく、喜んで体を摺り寄せてくる子れいむに対しては流石に怒りをぶつける事はできない。 そのため、男のの言葉が意味する行動を取る事に躊躇をしていた。 しかし、自分達の子供2匹との命には代えられない。 あきらめたように、親まりさは子れいむの方を向いた。 「ゆ…ゅ…?」 「やべでぇえぇ!!でいぶのじびじゃんだべだいでぇええぇえぇえ!!!!」 1番小さいため、事態をあまり把握しておらず、怪訝な顔をして親まりさを見上げる子れいむと、 事態を察して絶叫する親れいむ。 そして、親まりさは涙を流しながら近づき、すーりすーりをする。 「ごべんでぇ、ぜべでぐづじばぜないがらぁ!!」 「すーりすーり、ゆっ?おばさん、なにいっているの?」 すーりすーりの気持ちよさに笑顔になっていた子れいむだが、ふっとその体が離れた事と、話の中身が理解できなかった事に眉根を顰める。 そして、 「やべでぇえぇえ!!!!」 親れいむの悲痛な声と共に、 バクン!! 子れいむの体の前半分が消失した。 「ぶーじゃぶーじゃ、じばばぜー!!!」 涙を滝のように流しながら子れいむを咀嚼する親まりさ。 目の前には、小さく震える子れいむの半分だけが残っていた。 「よぐもぉ!!よぐもぉ!!!」 無駄な事は分かっていても髪を振り乱しながら透明な壁に体当たりするしかない親れいむ。 それを見ながらも、親まりさは残りの半分を口に含み、 「むーじゃむーじゃ、じあばぜー!!!」 一気に飲み込んだ。 「ゆがぁあぁぁぁぁああぁあぁ!!!!!」 もはや半狂乱と言って良いほど箱の壁にぶつかる親れいむ。 既に、親まりさを大事な子供を食った敵としかみなしていない。 多分次に子まりさを箱に入れてやったら、嬉々として速攻で食べてしまうだろう。 「さて、次はじめるぞー。」 残りは子ゆっくりが4匹づつ。 最低4回は同じ事ができる。 しかし、これが終わっても、巣を見つけてくればまだつがいの親と赤ゆっくりがいる。 残った親子を隔離し、他の親子らにひととおり遊びを教えた後、一緒にして再開したらどうなるのかな。 そう思うと、男の口は知らず知らずとにんまりするのであった。 あとがき 何か他にも子供の遊びをアレンジすれば色々虐待に使えそう。 はないちもんめも、最後に1人だけ残るという事を利用して精神的虐待とかも考えたけど、 とりあえず今回はこれで。 というか誰か書きたい方がいたら是非にw by ノーム・ライヴ 今まで書いたもの 小ネタ269 虐待が好きでない虐待お兄さん ゆっくりいじめ系1684 虐待が好きでない虐待お兄さん その2 ゆっくりいじめ系1723 キノコ狩り
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神戸・高3自殺:須磨の高校、いじめ検証の特別委初会合 来春に恒久的防止委 /兵庫2007/11/30, 毎日新聞 地方版, 25ページ, , 383文字 神戸市須磨区の私立高3年生のいじめ自殺事件を受け、同校が事件の検証のために設けた「いじめ防止対策特別委員会」の初会合が29日、同校で開かれ、いじめ防止策などを検証するため、教員でつくる恒久的ないじめ防止対策委員会を08年4月に設ける方針を確認した。 また、同特別委は同3月末までに県教育課や同校理事長への報告書をまとめる。 同特別委には、校長、教頭や同校理事、いじめ問題に詳しい冨永良喜・兵庫教育大大学院教授や、県警出身の古河逞〓(たくや)・関西国際大教授ら外部メンバーら計12人が出席した。 同特別委では、事件の検証、いじめの把握、再発防止策の検討▽継続的ないじめ防止の取り組み▽教職員が一体となった学校教育の再生――の三つの基本方針を確認した。 同校は「学校の再生のために何をすべきか意見を交換し、信用を取り戻す取り組みを進めたい」としている。【岩嶋悟】
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「ふたば系ゆっくりいじめ 456 ユグルイ その8/コメントログ」
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1140 夕暮れ/コメントログ」 せつねえ -- 2010-08-13 22 21 39 うん、せつねえ…誰が悪いわけでもないが…やりきれないよな -- 2010-08-26 22 48 10 せつねえ だけど他の動物みたいに 毎日散歩に連れて行くのよ、毎日遊んであげるのよ ってのとは根本から違う躾が必要になるからなあ 犬なんかも躾失敗したら人間見下したりするけど ゆっくりは犬の比にならん程増長するからなあ -- 2010-09-20 04 13 41 ゆっくりはしゃべるからな。一発で見下してるのがわかるし、一緒にいる間ずっと不快感感じつづけなきゃならんしな。 -- 2011-01-21 22 19 23 まりさ・・・がんばれ(`;д;´) -- 2012-06-06 23 55 25